スギヤマ薬品の伊藤様にインタビューし、中日グループとのこれまでの取り組みや、伊藤様が考える中日グループの魅力についてお話いただきました。中日のものづくりへの姿勢や現場との商品開発プロセスが詳しくわかる内容となっています。

本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですがまずは、弊社とのお取引のきっかけについて教えていただけますでしょうか？

伊藤様　こちらこそ、ありがとうございます。最初は一般的なドラッグストア用の什器の取引のみで、調剤棚は他社の調剤機器メーカーの物を使用していました。しかし、調剤薬局の需要が高まる中で、中日さんの調剤什器の品質が向上した事が、導入の決め手となりました。中日さんの調剤への真剣な取り組みが伝わり、製品開発やレイアウト提案に、他社にはない魅力を感じました。

まさに会社としてこれから調剤に取り組むというタイミングでしたね。
中日という企業にはどのような印象を持っていますか？

伊藤様　提案内容にせよ、開発の姿勢でも「柔軟さとスピード」が魅力だなとやっぱり感じます。提案では、中日さんがデザイン室を立ち上げて本格的に調剤室全体に取り組む姿勢を示してから、私たちが想像もしなかったアイディアを次々と提案してくれるようになりました。平面図や立面図を用いて、提案してくれるのでイメージも沸くのでこちらも意見が出しやすいです。開発面ではトライアンドエラーを繰り返し製品開発を進める姿勢が素晴らしいです。一緒に開発を進めたアイランド型の監査台は、何度も提案と修正を繰り返して最終的に非常に使いやすい製品になりました。高さ調整や収納スペース、周辺機器との連携など、細かいニーズに応じてカスタマイズしてもらい、作業がスムーズになりました。また、材料のバリエーションも豊富で、金属、木材、プラスチックなど、多様な素材を組み合わせ提案してくれるので、用途に最適な調剤什器を提供してくれます。

 

ありがとうございます。そういって頂けて嬉しい限りです。監査台を実際に使われている店舗では、設置場所にもこだわってましたよね。

伊藤様　　監査台の設置場所にはこだわりを持っています。待合室から薬剤師の作業姿が見える場所に設置するというのを意識しています。患者様への安心感も与えられますし、やっぱり薬剤師の価値を知ってもらいたいというのがありますね。薬剤師がいて、いつでも信頼して立ち寄れる場所としての認知をしっかりともってもらえるように心がけています。

 

患者様には安心感を、薬剤師様にはその価値を高めるという素晴らしい工夫ですね。
競合他社から勝ち残るためにどのような店舗づくりを目指していますか？

伊藤様　　地域の特性を活かし、独自の強みを持つ薬局を運営していくことが重要だと考えています。スギヤマ薬品は調剤業務とドラッグストア業務をバランスよく組み合わせていますが、これからも地域の方々にとって利用しやすい環境を整えていくつもりです。薬剤師がいることによる相談しやすさを活かし、地元の信頼を得ることで、地域の健康サポートする存在として定着させたいと考えています。

 

今後も是非協力させて頂きます。弊社に期待することは何でしょうか？

伊藤様　　今後はさらに使いやすさを追求した製品開発を期待しています。調剤薬局だけでなく、併設型店舗にも対応できるフレキシブルな什器の提案が望まれますね。また、中日さんにはもっと露出を増やし、多くの薬局や薬剤師に知ってもらうことで、さらなるフィードバックと改良が可能な企業だと確信しています。現場の声を具現化し、新しい製品を開発し続けて欲しいです。